『魔法通貨』による価値の交換 vol.4 【 魔法 × 娘と隠岐の島の旅 後編 】
(この記事は前編に続く後編です)
軽くおさらい ↓
今回はなんと娘の澄風(すみか)と二人で隠岐の島に行ってまいりました。
お金ではなく、魔法でお支払いする旅。
隠岐の島の豊かな自然と、あたたかい人たちとの触れ合いをいただきました☆
***** サクッと魔法通貨の概要 *****
<< 魔法通貨 >>
お金ではなく魔法を通貨として支払い、直接相手の持っている価値(モノやサービス)と交換すること
<< 条件 >>
①FBなどでの直接の友人限定(価値の交換は信用の上に成り立つため)
②魔法を見て喜ぶ第三者が存在すること。旧来の二者の間だけで完結してしまう交換ではなく、笑顔の連鎖が外に拡がる新時代の「等価交換+」への進化
<< 目的 >>
便利な道具であるはずの「お金」に必要以上に囚われすぎている世の中において、原始的な物々交換の現代版として価値の直接交換(プラスα)を実験してレポートするプロジェクト。
最終的に全ての人が持っているはずの「価値」の再考と発見、「お金」本来の機能と役割の再定義を見込んでいます。
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【 魔法通貨で価値を交換した相手 】
古川拓也さん:
島根県出身。
大学で広島に出た後、帰郷。島根県職員に採用され、初任で隠岐の島に赴任。
4年の赴任期間を経て、本土に帰るも、島に惚れ込み、昨年4月より再び隠岐勤務に。
2013年より隠岐の島で毎年花火を上げ、地域を元気にしようと団体を立ち上げ活動中。LIGHT UP OKI実行委員会代表。
【 古川さんが魔法を見せたかったのは?? 】
今回は「隠岐の島の魅力を知ってほしい。そして島の人たちに魔法を見せたい!」というご要望をいただき、企画がスタートしました。
古川さんとの出会いは5年前の2013年。
IID 世田谷ものづくり学校で『魔法のモテジナ』のワークショップを開催したあとに、事務室でちょっと魔法を披露したら、その中にたまたま隠岐の島から東京にいらしていた古川さんもいました。
そのときに「いつか隠岐の島でも魔法を!」「いつか必ず!」と会話しました。
お会いしたのはそれっきり。
そして今年(2018年)Facebookに『魔法通貨』プロジェクトのことを書いたのがきっかけでご連絡をいただいた次第です^0^
【 魔法と交換した価値は?? 】
古川さんの周りの隠岐の島の方々、そして奥様が経営する『ゲストハウス佃屋』のお客様に魔法を楽しんでいただく代わりに、今回は娘と隠岐の島の魅力と島の人々との交流を楽しむ機会をいただきました。(旅費含む)
言い換えると、旅のすべてを魔法でお支払いする旅ということでもありました。
以下後編の本編です ↓
【 旅の記憶 後編】
二日目。朝起きるとお布団の横でにゃんこのベンジーさんが見守ってくれていました^^
猫飼いたい病真っ最中の澄風(すみか)さん、嬉しすぎて戸惑い気味(笑)
着替えて部屋を出ると、素敵な朝食とあたたかい日差し。
なんて贅沢な時間でしょうか。
都会の生活では忘れかけてしまっているものが、ここにありました。
食後、りんたろうくんと縁側でくつろぐ澄風(すみか)さん
しばらくすると、広い庭に地元の子どもたちが集まってきました(≧∇≦)ノ
10時から子どもたちへの魔法のショーを予定していたので、早めに遊びにきたようです☆
娘も大はしゃぎ!!
初対面なんてなんのその、みんなと思いっきり走り回っていました(≧∇≦)ノ
『パパ〜!釣れたよ〜!』
というので何かと思ったらカニがぶら下がっていました(笑)
自然の中で遊ぶ。なかなか東京では無い機会。
娘にはできるだけ旅先でこういった経験をさせてあげたいなぁ^^
子ども同士の共通言語で、すぐに馴染む。
大人たちの大先輩!
全員集合したら、いよいよ魔法スタート☆
たまたまNHKの『天才てれびくんYOU』に出演した時に見てくれていた子もいて嬉しかった(≧∇≦)ノ
娘が素晴らしい体験をさせていただいているので、こちらも魔法体験をお返し☆
仕事でしか魔法をやらない生き方をしていたら、きっと彼らに魔法を披露することは一生無い。
『ただの魔法つかい』としてプライベートな旅で見せるからこその出会い(≧∇≦)ノ
一度きりの人生、楽しく生きたい。そのためには、やっぱりたくさんの人に魔法を楽しんで欲しい。ただの魔法つかいとして、そこだけは譲れません ( ̄ー+ ̄)
『次は〜!?』
『次は〜!?』
『もっと!!』
『ね〜!魔法教えてよ〜!』
子どもたちは、世界中どこに行っても一緒ですね^^
澄風(すみか)さんも隣で『またその魔法〜!?』なんて茶々を入れるようになってきました(笑)
魔法が終わったあとは、1時間くらいたっぷり子どもたちと遊びました!!(≧∇≦)ノ
いやぁ〜、あんなに広い庭で遊べるなんて、羨ましい!!
魔法を見にきてくれたみんな、ありがとう☆
いつかまた会いましょ〜う!
午前の魔法を終え、古川さんご夫妻と昼食!!
うどんと岩のりのばくだんおにぎり。岩のり、良い香りで美味しかったのでお土産に購入〜(*´∀`)ノ
その後、樹齢600年を超えるという『かぶら杉』をご案内いただきました!!
圧倒的な存在感。
澄風(すみか)さん、『もののけ姫のところみたいだね。』とのこと(≧∇≦)ノ
自然に触れる、ではなく、自然に包まれる。
東京生活では滅多に無い貴重な時間。記憶に残るかな?
天に向かって伸びる木からパワーをもらう(≧∇≦)ノ
これは本能なんでしょうかね。
その後、鏡のように空を映し出すことで有名な絶景スポット『油井(ゆい)の前の洲』にご案内いただきました。残念ながら天気が悪かったので青い海が鏡のうように写ることはありませんでしたが、それでもこの気持ち良さ☆
澄風(すみか)さんとりんたろうくんは残念ながら車の中で爆睡中^^;
ここは家族でまた来たいな〜
本当は隠岐の島の中でも強力なパワースポットとして知る人ぞ知る場所、『壇鏡の滝』にご案内していただく予定だったのですが、子ども達が寝てしまったので今回は断念。またくる機会を頂いたということで、午後の魔法に備えてゆっくり☆
『ゲストハウス佃屋』に帰ると、子どもたちも目が覚めた様子^^
ひと休みすると、夜の魔法の会に備えて会場設営が始まりました^^
澄風(すみか)さんは遊んでいるだけですが(笑)
家主の咲季さんの準備をお手伝い!ではなく、準備を眺めながら遊ぶ人たち(≧∇≦)ノ
夜になると古川さんご夫妻の繋がりでたくさんの地元の方が集まってきました☆
わいわいワクワク。
魔法通貨のプロジェクトを立ち上げなければ、絶対に会わなかったであろう人々。
人生は、決意と行動によって豊かさが広がる。当たり前のことをジーンと再確認(≧∇≦)ノ
とりあえず、乾杯☆
魔法の瞬間、みんなの意識が一点に集まります。
オトナがコドモに戻る瞬間☆
たっぷり30分の魔法、そしてモテジナの伝授も^^
モテジナの実践練習!!実戦派の拓海くん(≧∇≦)ノ
ノリで押し切るスタイル(笑)
福岡から来ていたご家族も離島の観光を終えて途中から参加。
たくさんの方と話し、笑いました。
魔法の会に参加してくださったみなさま、ありがとうございました!!
みんなに遊んでもらい、昨夜に続き大興奮の澄風(すみか)さん(≧∇≦)ノ
なぜかブレイクダンスのレッスン(笑)
平和な時間が流れます。
また限界まで遊び、バタンと倒れて2日目が終了!
古川さんご夫妻、何から何までセッティングをありがとうございました☆
翌朝起きると、縁側に『しあわせ』がありました(*´∀`)ノ
たっぷり寝て、気分爽快☆
澄風(すみか)さんも、思いのほか早めに起きてきました^^
うーん、こんな朝を毎日迎えさせてあげたい。
最終日にして、ついにベンジーさんに触れることができました(≧∇≦)ノ
猫飼いたい気持ちがさらに増した模様。
いつか、ね^^
最終日の午前中は二日目とは別の杉の御神木のところにご案内いただきました。
こちらは、お祭りの時に祀られる杉の御神木とのこと。
こちらは、樹齢800年の乳房杉。一体どうして一本だけこんな形になるのでしょうね。
娘は無言でしたが、何かを感じていた様子。
言葉にならない体験、たくさんしてほしい。
古川さんから「この穴に手を入れると、ひんやりとした風を感じるよ。」と教えてもらったら、恐る恐る手を入れていました(≧∇≦)ノ
東京に戻ってからもしばらくこの体験について色々な人に話していました。
さて、旅の最終日もついに午後に。
初日と二日目は天気がイマイチだったのですが、ついに快晴!!
ということで、京見屋分店の息子さん拓海くんが自前のシーカヤックをわざわざ持ってきて乗せてくれることに。
拓海くん、本当にありがとうございました(≧∇≦)ノ
娘、ちょっと季節外れながら海に大興奮〜!!!
そして、ぼくは人生初のシーカヤック。
気持ち良すぎ〜(≧∇≦)ノ
もっと広いところでゆっくり遊びたかったなぁ〜。
澄風(すみか)を膝に乗せてチャレンジもしましたが、まだ彼女は砂遊びの方が楽しいみたい^^
そして・・・ついに旅の終わりの時間がきてしまいました。
荷物をとりに3日間お世話になった『ゲストハウス佃屋』にもどると、名残惜しそうにりんたろうくんのおもちゃで遊ぶ澄風(すみか)さん(´・_・`)
今回の旅、わずか3日間でしたが娘にとってはものすごい刺激だったようです。
いつもの日常とはまったく違う風景、違う時間の流れ。
決まりごとのないゆったりとした時間の過ごし方。
そして、出会いと別れ。
たくさんのものを経験させていただきました。もちろん、ぼくも。
魔法通貨による価値交換を申し出てくださった古川さん、奥様の咲季さん、本当にありがとうございました!!!!!
そしていろいろサポートしてくれた稀一くん、拓海くん、ありがとうございました!
また家族や友人たちと隠岐の島に行きます☆
【 今回の発見と感想 】
4回目の魔法通貨プロジェクト。
今回の旅は、お金ではなく魔法と交換で娘と隠岐の島まで来ました。
一番感じたことは、記事本文にも書きましたがお金をベースとしたビジネスとしての仕事でしか魔法を披露しない生き方をしていたら・・・決して起こらないこと、決して出会わない人、決して体験できないことが、現実になったということ。
もともと魔法紀行というライフワークでの旅の途中でいく先々の人に魔法を見せてお友達になることはやっていたのですが、今回はあらたに魔法通貨というコンセプトと融合して、より魔法つかいらしい活動になった気がします。
でも、何より旅で受け取った幸せは、すべて記事本文と写真で伝わると思います(≧∇≦)ノ
あらためて、古川さん、そして奥様の咲季さん、ありがとうございました☆
古川拓也さん:
島根県出身。
大学で広島に出た後、帰郷。島根県職員に採用され、初任で隠岐の島に赴任。
4年の赴任期間を経て、本土に帰るも、島に惚れ込み、昨年4月より再び隠岐勤務に。
2013年より隠岐の島で毎年花火を上げ、地域を元気にしようと団体を立ち上げ活動中。LIGHT UP OKI実行委員会代表。
古川咲季さん:
今回魔法通貨による交換を申し出てくださった古川拓也さんの奥様。3日間お世話になった『ゲストハウス佃屋』の主人でもあります。咲季さん、もちろん隠岐の島出身なのかと思っていたら、なんと全然違うのだそうです。隠岐の島に住むようになった経緯などは、ぜひ直接隠岐の島に行って聞いてみてくださいね。
ゲストハウス佃屋:
とにかく自然体で一緒に暮らせる感覚、ゆったりとした時間、趣のある古民家という空間、旅先で出会う人々。最高の体験が待っています☆