魔法通貨で生きる 〜価値の再考〜

魔法を中心にまわる日常と非日常

【突然のゴキブリと娘の共感力】

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 先ほど娘を保育園に連れて行ったとき、足の指先に違和感がありました。

 

 

石?いや、柔らかい。毛玉でも入ったかな?と指先でむにゅむにゅしてみても、なんだか違和感がある。毛玉じゃない。

 

 

自転車を停めて出してみることに。

 

 

まあ、娘のヘアゴムとか、お菓子の袋とか、折り紙とか、、、そんなもんが出てくるのだろうと予想していたのですが、出て来たのは、、、G様!Σ( ̄ロ ̄lll)!

 

 

わたくし、だいぶむにゅむにゅしてしまいました。

 

 

娘とともに一瞬後ずさりしたものの、娘の一言に感動。

 

 

『パパ大丈夫?怖かったらギュってしてあげるからね。』

 

 

さっきまで『パパはスーパーうんちくん!』と言ってたのと同じ人物なのか?笑

 

 

さらに驚いたのは『でも、ゴキブリさんも可哀想だったね、痛かったよね、きっと』と言ったこと。

 

 

『そうだね。可哀想だったね。ゴメンね。でも靴下も可哀想だったね、パパの臭い足とゴキブリに挟まれちゃってビックリしたかもね。』

 

 

娘『靴下さんも痛いかなぁ?』

 

 

父『わからないね。どう思う?』

 

 

娘『痛くないと思う。』

 

 

父『なんで?』

 

 

娘『痛いって言わないから。』

 

 

父『ゴキブリさんも痛いって言わないよ?』

 

 

娘『でもゴキブリさんは痛いよ。』

 

 

父『なんで?』

 

 

娘『ゴキブリさんは生きてるから。』

 

 

父『靴下さんは生きてないの?』

 

 

娘『うん。』

 

 

父『本当は生きてるけど、動けないだけかもしれないよ?お花も動けないけど生きてるでしょ?』

 

 

娘『そうかもしれないけど、それはちょっとわかんないね。』

 

 

父『そうだね。わかんないね。』

 

 

娘『ゴキブリさんのママ、悲しいね。帰ってこないから。』

 

 

父『そうだね。悲しいね。わざとじゃないけど、パパ可哀想なことしちゃったね。』

 

 

娘『うん。でもわざとじゃないからゴキブリさんのママ許してくれるかなぁ?』

 

 

父『どうだろうね。許してくれなかったら、パパずっとごめんなさいするね。』

 

 

娘『うん。』

 

 

父『ゴキブリさんのママのこと、どうして考えたの?』

 

 

娘『2歳の時にありんこさん踏んじゃったとき、パパがありんこさん潰したらありんこさんのママが悲しいよ、だから潰しちゃダメだよ。って言ったから。』

 

 

その時スルーされても、ちゃんと覚えているのが子ども。

 

 

本当に、子どもは全てを見て聞いて感じている。

 

 

まさに鏡。

 

 

気が引き締まった朝(╹◡╹)

 

 

パパ魔法つかい

http://www.magicaldreamer.com

魔法つかいと漫画家、落語に出会う

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先日、妻と初めての落語体験をしてまいりました(≧∇≦)ノ

 

1年だけ会社員をやっていた時の同世代の女性が落語家に転身して『三遊亭美るく』さんとして活躍されているので、いつか高座に上がる姿を観に行こうと思っていたのですが、ついに念願が叶いました!

 

この日は『三代目三遊亭圓歌一周忌追善落語会』ということで、三遊亭圓歌一門の落語家さんたちが勢ぞろいしての特別企画公演。

 

いやぁ、、、初めての落語体験に妻と涙が出そうになりました。

 

魔法つかい、そして漫画家。

 

2人とも自分自身がコンテンツのような人生なので、初めての落語を体験しながら長い歴史と時代の流れの中で形を変えて存在する部分、変わらずに守られてきた部分、師弟の厳しくも愛情のこもった関係、芸を極めるということの覚悟、そんな言葉にできないいろいろなものを空気として体感し、細胞を通してビリビリと感じて感動したのでした。

 

ほんとうに、良い経験をさせていただきました。

 

三遊亭美るくさん、本当にありがとうございました(╹◡╹)

 

三遊亭美るくさんのブログ ↓ 

ameblo.jp

『魔法通貨』による価値の交換 vol.2 【 魔法 × 石の話とお茶のお点前 】


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魔法通貨によるお金を介さない価値交換プロジェクト。

 
2回目のレポートは、アーティスト那須勲さんとの価値交換。

 

今回は魔法の先払いではなく、先に価値を頂戴してまいりました。

 


***** サクッと魔法通貨の概要 *****


<< 魔法通貨 >>

お金ではなく魔法を通貨として支払い、直接相手の持っている価値(モノやサービス)と交換すること
<< 条件 >>

①FBなどでの直接の友人限定(価値の交換は信用の上に成り立つため)

②魔法を見て喜ぶ第三者が存在すること。旧来の二者の間だけで完結してしまう交換ではなく、笑顔の連鎖が外に拡がる新時代の「等価交換+」への進化
<< 目的 >>

便利な道具であるはずの「お金」に必要以上に囚われすぎている世の中において、原始的な物々交換の現代版として価値の直接交換(プラスα)を実験してレポートするプロジェクト。

最終的に全ての人が持っているはずの「価値」の再考と発見、「お金」本来の機能と役割の再定義を見込んでいます。


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【 魔法通貨で価値を交換した相手 】

 
那須勲さん:
アーティスト。世界の装身具のルーツの研究、日本文化を伝える活動、ラジオの環境番組や雑誌のプロデュースなどを手がけ、画廊・ギャラリー、神社などを中心に、祈りをテーマに人に内在するスウィッチ的作品を発表し続けていらっしゃいます。

Isao Nasu|アーティスト那須勲

 

 


【 那須さんが魔法を見せたかったのは?? 】

 

後日、那須さんの周囲のおもしろいご友人たちを集めてプライベート魔法ショーをお見せする予定です。
とはいえ、せっかくご自宅にお邪魔したので奥様と二人のお子様にはもちろん魔法を体験していただきました^0^

 

まずは娘の緊張をとくために、ご家族の皆さまがたこ焼きパーティーでもてなしてくださいました。

 

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おかげさまで、早い段階で娘も打ち解けることができました(╹◡╹)

そして、お礼に魔法を披露。

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不可解なできごとに考え込む男子と女子(笑)

彼らの脳に何か魔法の記憶が残るといいな。

 

【 魔法と交換した価値は??】

 

那須さんは装身具のルーツを研究する過程で、石に関する様々な情報を蓄積していらっしゃいました。

そこで、個人的に興味のある『石にまつわる色々なおはなし』をしていただきました。

また、那須さんが修行されている『黄檗売茶流(おうばくばいさりゅう)のお点前』も披露していただきました。 

 

那須さんからは石に関してのお話を2時間ほど伺いました。石、装身具、アーティストとしての活動の核となるビジョン、日本各地の職人の技、、、多岐にわたる貴重なおはなしをしていただきました。

また、那須さんは作品を作る前にまず詩をかいて、そこからイメージを膨らませて作品にしていくのだそうです。そんな話も聞いていたら二時間なんてあっという間に過ぎてしまいました。またお会いしたら、色々聞きたいなぁ。

 

その間、娘は那須さんのお子さんたちに遊んでもらっていました(╹◡╹)

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娘が色々な人たちと交わり、学んでいく姿を見るのは本当に幸せなことです。

外で色々な人に会う経験も貴重ですが、ご自宅にお邪魔するというのは、本当の意味で他人の人生を奥行きをもって感じることになります。

 

そして、最後に『黄檗売茶流(おうばくばいさりゅう)』のお点前を披露していただきました。

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初めて見る道具に興味津々!!
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そしてお点前。

突然の静寂に娘も異変を感じたようで、静かになりました。

ゆっくりと、そして無駄のない所作を食い入るように見ていました。

普段はちょっとやそっと注意しても静かにならない子どもたちも、本気の空気感に包まれると、伝わるものですね。
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気持ちのこもったお茶を、娘とともに美味しくいただきました。

那須さん、貴重な体験をありがとうございました!!


【 今回の発見と感想 】

 
2回目の魔法通貨プロジェクト実施。

今回はご自宅にお邪魔しての交換だったので、娘にとっても新鮮かつ日常に食い込む貴重な体験となりました^0^

 

10年ほど前に共通の友人を介して出会い、数回お会いしてはいたのですが、こうしてゆっくりと時間を共にするのは初めて。

 

お互いに相手の仕事やプライベートに関しては「なんとなく」しか知らない状況でしたが、今回の魔法通貨による価値交換によって関係がグッと深まったように感じます。


アーティスト、そしてパフォーマー。


お互いにプロフェッショナルとしてリスペクトがあるからこそ、「何かをお願いしたり、知識を披露してもらうにはどれくらいの謝礼をお支払いすれば失礼じゃないのか?相場がわからないなぁ」そんなことが頭によぎるものです。


そういう関係において、お金を介さずにお互いが持っている価値を直接交換するという発想は、余計な障害を一気に取り払ってくれる魔法の杖となります。


便利なはずの「お金」が、人の無意識に忍び込んで壁を作っている好例でしょう。


もちろん、「お金」に罪があるではなく、壁は人の心が作り出すものです。


「魔法通貨」という実験をしてみたことによって、本来罪のない「お金」というものにとらわれるあまり、人は自ら心に色々なブレーキや壁を生み出しているのだなぁと実感しました。


「お金」とは、あくまでも「価値」を評価する尺度のひとつとして考えることが大切だなぁと痛感しました。


そして、もしお互いに直接「価値」を交換できるのなら、その方が数字が入り込まないので気持ちよく交換できることも確認できました。

 さらに、こうして一度深く話す機会を得たことで、今後もより深くお付き合いしていけるような気がしております。

 

那須さん、そしてご家族の皆さま、ありがとうございました。次回は那須さんのご友人たちに魔法をお返しいたします(╹◡╹)

 

 

 

那須勲:

岡山県倉敷市生まれ

幼少期に覗き込んだ水晶の光に魅せられ、石の世界へ。

学生時代、オパール鉱山主との出会いから宝石の道を志し世界の宝物探訪に延べ40カ国余りを歴訪。NYの鑑定学校への学費を得る為、モロッコにて貿易会社起業。

帰国後、ジュエリー関連メーカー・問屋に勤務。26歳の時独立。

世界の装身具のルーツの研究、日本文化を伝える活動、ラジオの環境番組や雑誌をプロデュース。

2009年、日本の美意識を神話的表現した作品を阪急うめだ本店美術画廊にて作家としてデビュー作発表。2014年にはNYにてPHILLIPS DESIGN WEEK PREVIEWに選ばれ出品するなど国内外で精力的に活動を続ける。現在も画廊・ギャラリー、神社などを中心に、祈りをテーマに人に内在するスウィッチ的作品を発表し続けている。

http://isaonasu.com