魔法通貨で生きる 〜価値の再考〜

魔法を中心にまわる日常と非日常

魔法つかいと漫画家、落語に出会う

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先日、妻と初めての落語体験をしてまいりました(≧∇≦)ノ

 

1年だけ会社員をやっていた時の同世代の女性が落語家に転身して『三遊亭美るく』さんとして活躍されているので、いつか高座に上がる姿を観に行こうと思っていたのですが、ついに念願が叶いました!

 

この日は『三代目三遊亭圓歌一周忌追善落語会』ということで、三遊亭圓歌一門の落語家さんたちが勢ぞろいしての特別企画公演。

 

いやぁ、、、初めての落語体験に妻と涙が出そうになりました。

 

魔法つかい、そして漫画家。

 

2人とも自分自身がコンテンツのような人生なので、初めての落語を体験しながら長い歴史と時代の流れの中で形を変えて存在する部分、変わらずに守られてきた部分、師弟の厳しくも愛情のこもった関係、芸を極めるということの覚悟、そんな言葉にできないいろいろなものを空気として体感し、細胞を通してビリビリと感じて感動したのでした。

 

ほんとうに、良い経験をさせていただきました。

 

三遊亭美るくさん、本当にありがとうございました(╹◡╹)

 

三遊亭美るくさんのブログ ↓ 

ameblo.jp

『魔法通貨』による価値の交換 vol.2 【 魔法 × 石の話とお茶のお点前 】


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魔法通貨によるお金を介さない価値交換プロジェクト。

 
2回目のレポートは、アーティスト那須勲さんとの価値交換。

 

今回は魔法の先払いではなく、先に価値を頂戴してまいりました。

 


***** サクッと魔法通貨の概要 *****


<< 魔法通貨 >>

お金ではなく魔法を通貨として支払い、直接相手の持っている価値(モノやサービス)と交換すること
<< 条件 >>

①FBなどでの直接の友人限定(価値の交換は信用の上に成り立つため)

②魔法を見て喜ぶ第三者が存在すること。旧来の二者の間だけで完結してしまう交換ではなく、笑顔の連鎖が外に拡がる新時代の「等価交換+」への進化
<< 目的 >>

便利な道具であるはずの「お金」に必要以上に囚われすぎている世の中において、原始的な物々交換の現代版として価値の直接交換(プラスα)を実験してレポートするプロジェクト。

最終的に全ての人が持っているはずの「価値」の再考と発見、「お金」本来の機能と役割の再定義を見込んでいます。


*************************

 


【 魔法通貨で価値を交換した相手 】

 
那須勲さん:
アーティスト。世界の装身具のルーツの研究、日本文化を伝える活動、ラジオの環境番組や雑誌のプロデュースなどを手がけ、画廊・ギャラリー、神社などを中心に、祈りをテーマに人に内在するスウィッチ的作品を発表し続けていらっしゃいます。

Isao Nasu|アーティスト那須勲

 

 


【 那須さんが魔法を見せたかったのは?? 】

 

後日、那須さんの周囲のおもしろいご友人たちを集めてプライベート魔法ショーをお見せする予定です。
とはいえ、せっかくご自宅にお邪魔したので奥様と二人のお子様にはもちろん魔法を体験していただきました^0^

 

まずは娘の緊張をとくために、ご家族の皆さまがたこ焼きパーティーでもてなしてくださいました。

 

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おかげさまで、早い段階で娘も打ち解けることができました(╹◡╹)

そして、お礼に魔法を披露。

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不可解なできごとに考え込む男子と女子(笑)

彼らの脳に何か魔法の記憶が残るといいな。

 

【 魔法と交換した価値は??】

 

那須さんは装身具のルーツを研究する過程で、石に関する様々な情報を蓄積していらっしゃいました。

そこで、個人的に興味のある『石にまつわる色々なおはなし』をしていただきました。

また、那須さんが修行されている『黄檗売茶流(おうばくばいさりゅう)のお点前』も披露していただきました。 

 

那須さんからは石に関してのお話を2時間ほど伺いました。石、装身具、アーティストとしての活動の核となるビジョン、日本各地の職人の技、、、多岐にわたる貴重なおはなしをしていただきました。

また、那須さんは作品を作る前にまず詩をかいて、そこからイメージを膨らませて作品にしていくのだそうです。そんな話も聞いていたら二時間なんてあっという間に過ぎてしまいました。またお会いしたら、色々聞きたいなぁ。

 

その間、娘は那須さんのお子さんたちに遊んでもらっていました(╹◡╹)

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娘が色々な人たちと交わり、学んでいく姿を見るのは本当に幸せなことです。

外で色々な人に会う経験も貴重ですが、ご自宅にお邪魔するというのは、本当の意味で他人の人生を奥行きをもって感じることになります。

 

そして、最後に『黄檗売茶流(おうばくばいさりゅう)』のお点前を披露していただきました。

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初めて見る道具に興味津々!!
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そしてお点前。

突然の静寂に娘も異変を感じたようで、静かになりました。

ゆっくりと、そして無駄のない所作を食い入るように見ていました。

普段はちょっとやそっと注意しても静かにならない子どもたちも、本気の空気感に包まれると、伝わるものですね。
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気持ちのこもったお茶を、娘とともに美味しくいただきました。

那須さん、貴重な体験をありがとうございました!!


【 今回の発見と感想 】

 
2回目の魔法通貨プロジェクト実施。

今回はご自宅にお邪魔しての交換だったので、娘にとっても新鮮かつ日常に食い込む貴重な体験となりました^0^

 

10年ほど前に共通の友人を介して出会い、数回お会いしてはいたのですが、こうしてゆっくりと時間を共にするのは初めて。

 

お互いに相手の仕事やプライベートに関しては「なんとなく」しか知らない状況でしたが、今回の魔法通貨による価値交換によって関係がグッと深まったように感じます。


アーティスト、そしてパフォーマー。


お互いにプロフェッショナルとしてリスペクトがあるからこそ、「何かをお願いしたり、知識を披露してもらうにはどれくらいの謝礼をお支払いすれば失礼じゃないのか?相場がわからないなぁ」そんなことが頭によぎるものです。


そういう関係において、お金を介さずにお互いが持っている価値を直接交換するという発想は、余計な障害を一気に取り払ってくれる魔法の杖となります。


便利なはずの「お金」が、人の無意識に忍び込んで壁を作っている好例でしょう。


もちろん、「お金」に罪があるではなく、壁は人の心が作り出すものです。


「魔法通貨」という実験をしてみたことによって、本来罪のない「お金」というものにとらわれるあまり、人は自ら心に色々なブレーキや壁を生み出しているのだなぁと実感しました。


「お金」とは、あくまでも「価値」を評価する尺度のひとつとして考えることが大切だなぁと痛感しました。


そして、もしお互いに直接「価値」を交換できるのなら、その方が数字が入り込まないので気持ちよく交換できることも確認できました。

 さらに、こうして一度深く話す機会を得たことで、今後もより深くお付き合いしていけるような気がしております。

 

那須さん、そしてご家族の皆さま、ありがとうございました。次回は那須さんのご友人たちに魔法をお返しいたします(╹◡╹)

 

 

 

那須勲:

岡山県倉敷市生まれ

幼少期に覗き込んだ水晶の光に魅せられ、石の世界へ。

学生時代、オパール鉱山主との出会いから宝石の道を志し世界の宝物探訪に延べ40カ国余りを歴訪。NYの鑑定学校への学費を得る為、モロッコにて貿易会社起業。

帰国後、ジュエリー関連メーカー・問屋に勤務。26歳の時独立。

世界の装身具のルーツの研究、日本文化を伝える活動、ラジオの環境番組や雑誌をプロデュース。

2009年、日本の美意識を神話的表現した作品を阪急うめだ本店美術画廊にて作家としてデビュー作発表。2014年にはNYにてPHILLIPS DESIGN WEEK PREVIEWに選ばれ出品するなど国内外で精力的に活動を続ける。現在も画廊・ギャラリー、神社などを中心に、祈りをテーマに人に内在するスウィッチ的作品を発表し続けている。

http://isaonasu.com

『魔法通貨』による価値の交換 vol.1 【 魔法 × 娘の壁面お絵かき体験 】

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今月より魔法通貨による価値の交換プロジェクトを開始しました。


記念すべき1回目のレポート!

 

今回は大阪の子供達に魔法を披露してきました(≧∇≦)ノ

 


***** サクッと魔法通貨の概要 *****


<< 魔法通貨 >>

お金ではなく魔法を通貨として支払い、直接相手の持っている価値(モノやサービス)と交換すること

<< 条件 >>

①FBなどでの直接の友人限定(価値の交換は信用の上に成り立つため)

②魔法を見て喜ぶ第三者が存在すること。旧来の二者の間だけで完結してしまう交換ではなく、笑顔の連鎖が外に拡がる新時代の「等価交換+」への進化

<< 目的 >>

便利な道具であるはずの「お金」に必要以上に囚われすぎている世の中において、原始的な物々交換の現代版として価値の直接交換(プラスα)を実験してレポートするプロジェクト。

最終的に全ての人が持っているはずの「価値」の再考と発見、「お金」本来の機能と役割の再定義を見込んでいます。

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【 魔法と価値を交換した相手 】


和泉誠さん:

大阪でアートな保育で注目される『こどもなーと』という6つの保育施設を運営する経営者。

スーパーダディ協会の理事仲間でもあります。(プロフィール詳細は最下部)

こどもなーと・子供美術教室

 

 

 

 【 和泉さんが魔法を見せたかったのは?? 】

 

ご自身が経営する保育施設『こどもなーと』の園児および卒園児、父兄の方々など30名弱。

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こどもたちの距離が。どんどん近くなる。笑

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そして、真剣な眼差し。

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ぼくにとってはいつもやっている魔法。でも子どもたちにとっては人生で初めての魔法。だからこそ、全力で披露してきました🎩

 

 

【 魔法と交換した価値は??】


今回はたまたま大阪に仕事で行ったついでに魔法の先払いをしてきたので、対価はまだいただいておりません。

 


交換の内容は下記のいずれかで、娘のスケジュール次第で決定しようと思っています。

 


・和泉さんが経営する保育施設『こどもなーと』の壁一面に、娘に自由にお絵描きをさせてもらう権利


・保育とアートの関係、現状についての見識をコンパクトにまとめてレクチャーしていただく


 

 

【今回の発見】


1回目の魔法通貨プロジェクト実施。


まず、仕事ではないところで魔法を披露して子どもたちの笑顔を見れる喜び、ワクワクがものすごかった。

 

純粋に、楽しい。嬉しい。そして感謝。まさに生きている価値そのものがありました。

 

「実費」いわゆるお金そのものが減るわけではないので、先払いに全く抵抗がないことを確信しました。

 

そして、まだ対価をいただいていないのに、既に幸せなところがすごい。

 

お金を対価として頂くはずの仕事で入金がないのに比べ、こちらは対価をもらう機会が無かったとしてもすでに充足感がある。


その理由はまず個人的な信用関係があった上での交換であるため、交換でありながら当事者にとっては無償の愛も含まれている点。


魔法を披露してみんなが笑顔になる。その笑顔が、実は自分にとっての一番の対価になっている。究極的に、そういうことなのではないかと思う。

 

 

最高でした。


和泉さん、ありがとうございました!

 


 

 

和泉誠: 

大阪市で6カ所展開する小規模保育所・保育アトリエ「こどもなーと」代表。美術大学卒業後、大学や美術教室の講師をしながら絵画の作品を発表し続けるも、結婚を機にオーダーの美術作品制作に専念。わが子のために好きにラクガキできるアトリエを開設したことをきっかけに、地域の子どもたちが集まる美術教室「こどもなーと」を開始。待機児童問題などを解消するために自ら保育ママ(家庭的保育者)の認定を受けた後、こどもなーとを小規模保育所として再スタート。保育所はこの4年間で6カ所にまで増えた。自身の考え方に近いイタリアの幼児教育実践法「レッジョ・エミリア・アプローチ」を学ぶ。アートを通した育児が話題となり、保育関係者の視察は絶えず、保育に関するシンポジウムや講演も行っている。中1娘と小4息子の二児のパパ。家事・育児に積極的に参加するパパを増やすための活動を行うNPO法人「スーパーダディ協会」理事も務めている。

 

こどもなーと

こどもなーと・子供美術教室